D. Scarlatti
Stabat Mater
Christ Church Cathedral
Choir, Oxford - Highly Recommended
!!!
イギリスの少年合唱団特有の白っぽいさらさらの歌声。 こういうのを頭声というのだろうか。
とても一生懸命歌っている。 前半までは、ゆったりした感じ。 後半の19分30秒くらいから
(Fac ut animae donetur, Amen)、 ネジが一本抜けて良い感じになってくる。
D. Scarlattiのチェンバロの曲のようにのりが良くなる。
Francis Grierの本領発揮である。 速いテンポで、 ピョンピョン跳ねるような感じの曲を、
Christ Churchの少年達が息をハーハー弾ませながら、 可憐な歌声で精一杯に歌う。
大変ユニークなCDだと思う。 1985年の録音。 合唱が非常にはっきりと聴き取れる。
この当時としては、非常に良い録音だと思う。 Recording Engineer, Antony Howell.
Stabat Materの他に、Salve Regina が入っている。 ソプラノソロは、Charles
Harris (boy soprano)。
オルガンのためのソナタも入っているけど、Scarlattiらしい楽しい曲。 全体に大変良いCDだと思う。
指揮: Francis Grier
Hyperion, CDA66182 (輸入版)
Choir of King’s
College, Cambridge Recommended
D.
Scarlatti の Stabat Materを少年合唱が歌うのは、 このCDと、Christ Church Cathedral Choirの録音だけではないだろうか。
このCDでのKing’s College の少年達は、滑らかな触り心地の良い、美しい声で歌う。 テンポのゆったりした曲には独特の美しさがある。
ただ、 Stabat MaterのFac ut animae donetur, Amen などテンポの速い部分では、Christ Church盤と比較すると、ちょっとしまりが無い
というか、緊張感に欠けるように感じる。 全体としてみると、私はChrist Church盤の方が好き。 このCDには、Stabat Materのほかに、
Te Deum, Miserere
in E minor, Magnificat, Laetatus
sum が収録されている。 2002年7月、King’s CollegeのChapel での録音。
少年たちの声も、残響も大変美しい。 ただ,、いまいちすべてがきれいに溶け合っていないような印象がある。
Balance
Engineer: Simon Rhodes.
指揮: Stephen Cleobury
EMI, 7243
5 57331 2 2