ORLANDE DE LASSUS (1532? - 1594)
このLassusという作曲家の音楽は特に劇的なところはないのだけれど、
静かに、切々と訴えかけてくるような感じが気に入っている。
Baßpsalmen by Tölzer Knabenchor
Primus Psalmus Poenitentialis (Psalm 6), Secundus Psalmus Poenitentialis (Psalm 32/31) が収録されている。
テルツ少年合唱団らしい、のびやかな明るめの歌声を聴くことが出来る。 ソプラノソロはPhilipp Mosch,
アルトソロはTomo Amir。 テルツ少年合唱団の録音は結構むらがあると思うが、このCDでは非常に整った演奏
を聴かせてくれる。 2002年5月の録音で、音質は鮮明でありながら、大変聴きやすい。
Recording producer: Andreas Fischer, Recording engineer: Kirsten Ermiler.
指揮: Gerhard Schmidt-Gaden
Musicalische Compagney
Capriccio, 67 018 (輸入版)
Muduli Quinis Vocibus, 1571 by Knabenchor Hannover
私のこよなく愛するハノーファー少年合唱団から選ばれた5人の少年達
(Albrecht Drude, Marcus Klein, Christhard Liebert, Detfeld Bratschke, Peter Frank)
の極上の歌声を聴くことができる。 透明で品のある、ひたむきな歌声はこの合唱団ならではのもの。
Lassusの音楽の持つ清純な美しさが際立つ。 1979年のアナログ絶頂期の録音。
音質は非常に自然で、合唱も鮮明に捉えられている。 素晴らしい録音だと思う。
指揮:Philippe Herreweghe
Collegium Vocale
Astree, E7780 (輸入版)