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G.P. Pergolesi
Pergolesi / Stabat Mater / The
Choristers of New College Oxford
全曲、New College Choir,
Oxford の少年合唱によって歌われている。 ソプラノだけでなく、アルトも少年である。
ソロは無い。 動きの速いところもなかなか良く歌っている。 時に、歌うのに必死で少々心がこもらなくなってしまう所も無いではない。
ボーイアルトも頑張りすぎてちょっと目立ってしまう箇所もある。 (まあ、完璧にコントロールされた、すばしっこくて艶やかで
強力なボーイアルトの合唱を期待するのは欲が深すぎるかもしれない。)
ゆったりとした部分は、やはり非常に美しい。 最後のQuando corpus morietur などは少年合唱によって歌われると本当に美しいと思う。
2005年12月の録音。 鮮度が高く、残響も豊か。 このCDにはD.
Scarlatti の Stabat Mater も収められているが、
歌っているのは BBC Singers。 (こちらも New College が歌ってくれたらとても嬉しかった…。)
指揮 Edward
Higginbottom
BBC Music
Magazine 4月号の付録CD (新宿のTowerで買った。 2006/03/21)
Pergolesi / Stabat
Mater / Sebastian Hennig (boy soprano)
Pergolesi, Stabat Mater と Sebastian
Hennig という最高の組み合わせ。
どこまでも透明で澄み切ったSebastian Hennigの声は心に染み入る。
この曲の悲しみをここまで自然に、かつ感動的に表現できたのはSebasitan Hennigだけではないかと思う。
1980年代初めの、アナログ絶頂期の録音で、鮮明でありながら、大変暖かく滑らかで聴きやすい。
聴いたことがなければ、必ず聴くべき録音。 少し大きな店なら容易に手に入る。
Sebastian Hennig (boy soprano),Rene
Jacobs (countertenor)
Harmonia Mundi (HMX2901119)
Pergolesi / Stabat Mater
/ Dennis Naseband (boy soprano)
ソプラノソロを歌うのは、テルツ少年合唱団のDennis Naseband. テルツのソリストらしい、振幅の大きな歌い方。
高音も透明で美しい。 Sebastian Hennigの方が、よりペルゴレージの音楽に自然に馴染んでいて、個人的には
好き。 けれども、テルツ少年合唱団のソリストの元気の良い新鮮な歌声が好きな方には、もしかしたら Dennis Naseband
の方が良いかも知れない。 アルトはJochen Kowalski. 1992年の録音。 センスの良い録音だと思う。 ソロも鮮明だし、
弦楽伴奏も滑らかで美しい。 Balance
Engineer: Eberhard Hinz, Recording Enginner: Horst Langheinrich,
Editing: Eberhard Richter.
指揮: Hartmut Haenchen
Berlin Classics, BC 1047-2
Pergolesi / Stabat Mater / Petits Chanteurs de
Sainte-Croix de Neuilly
ソプラノ、アルトパートともに少年のソロによって歌われている、大変珍しい録音。 私の知る限り世界初録音と思われる。
ソロを歌うPierre Muzard (12歳)、
Hadrien Lefevbre (11歳) は良い声でなかなか上手に歌っている。
ただSebastian Hennigの奇跡とも言える感動的な名演と比較してしまうと、少々影が薄くならざるを得ない。
まあ、比較する対象が悪いかもしれない。 2001年の録音。 鮮明な録音なのだけれど、ヴァイオリンやボーイソプラノ
の高音がややきつい。 強調されているというか、やや歪んでいるのではないかとさえ思われる。
せっかくのボーイソプラノの美しい声が若干損なわれていて、やや残念。
指揮:Polger
ソロは、Petits Chanteurs de
Sainte-Croix de Neuilly のメンバー。
レーベル名が良くわからない。 Webなどで見るとフランスのAssaiというレーベルらしいのだが、このCDには“N10(?)”
と書いてある。 CDの番号は222232。 渋谷のタワーレコードで購入。 (2003年9月)
Pergolesi / Stabat Mater / St John’s
College Choir, Cambridge
12トラックのうちの半分くらいをSt John’s のソプラノ・アルトの少年合唱が歌う。 残りのトラックは女性ソプラノ・アルト。
この合唱団の声はビロードのように柔らかく触り心地が良い。 合唱なのにソロで歌うときのようなビブラートをかけたりもする。
イギリスの少年合唱団にありがちなちょっと癖のある歌い方で、 あまりペルゴレージには相応しくないのかもしれないが、
個人的には結構好きなCD。 1978年の録音。 滑らかな音質で、合唱も鮮明に収録されている。
指揮: George Guest
Decca,
443 868-2
Pergolesi / Stabat Mater / Sofia
Boys’ Choir
Sofia
Boys’ Choir がソプラノ・アルトの少年合唱を歌っている。 12トラックの半分くらいは、女性ソプラノ・アルトソロが
担当。 この合唱団はあまり知られていないけれど、 良く訓練されていることが録音から聴いて取れる。 ビブラートをかけない、
均質で清純な声である。 こういう透明な歌声の少年合唱団では、ソプラノとアルトが溶け合うときのハーモニーが非常に美しい。
ちょっと硬い演奏だけれども、 この美しいハーモニーは是非とも聞く価値があると思う。
1993年の録音で、音質は良い。 伴奏は少し抑えめにして、声楽をメインにした良い録音だと思う。
指揮:
Adriana Blagoeva
Gega New,
GD 153
Pergolesi / Miserere in C minor / The
Choir of Magdalen College, Oxford
このMiserereは劇的な曲。 MozartのRequiemが好きな人は結構好きになるのではないかと思う。
Magdalen College 合唱団もなかなか良く歌っている。 1979年の録音。 音質は良い。
Recording
Engineer: Martin Atkinson.
指揮:Bernard Rose
DECCA, 430 359-2 (輸入版)
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