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ボーイソプラノ・少年合唱の活躍するDVDの紹介

 

   L Or des Anges / Philippe Reypens (監督)

以前VHSで発売されたものが最近DVDで再発売された(2004年3月頃だったと思う)。 

Wiener Sängerknaben, Knabenchor Hannover, Manecanterie Les Petits Chanteurs a la Croix Bois,

Worcester Cathedral Choir, Polish Nightingales といった少年合唱団の練習風景、入団試験、コンサートの様子など

が収められている。 今は亡きのHeinz Hennig氏(Knabenchor Hannover)の指導風景を見ることができる。 

映像は大変美しい。 音質は極上とは言わないが、DVDとしてはかなり良い部類に入るだろう。 

バックに流れる音楽もとても良い。 とりわけ、Wiener SängerknabenのMakingの所で流れる、Schubertのセレナーデは

とびきり美しい。 バックグラウンドにしておくには全くもったいないくらい心動かされる美しさなので、

是非本編で映像付きで紹介して欲しいと思った。 

なおこのDVDには短いFictionも収められている。 22歳のAlexandreというチェロを志す音楽学生が、

最終試験を前にして、ボーイソプラノとしての最後の頃のことを回想する、というもの。 

【購入方法】 私は直接King’s Groupから直接購入した。 発注してから1週間ほどで届いた。

日本ではショパンで扱っているらしい。

 

 

   Ave Verum / The Choir of St. Johns College, Cambridge

このDVDには、Haydn: Insanae et vanae curae,  Rossini: O salutaris hostia, など私の好きな曲が

沢山収録されている。 指揮がChristopher Robinsonだから、そんなに昔のものではないだろう。 

画質は良い。 演奏も良い。 音質はまあまあ良い。 大音量時にかなり歪が大きくなるのが難点。 

同じ曲目を収めたCDがあって、そちらの音質は大変良いので、音質を重視される方は、CDを(も)買われたら

良いと思います。 収録曲はこちら⇒

 

指揮: Christopher Robinson

Brilliant Classics  6364

 

 

     Anthems from Kings / Choir of Kings College Cambridge

2001年収録。 演奏も良いし、画質、音質も良い。 PCMオーディオは24bit/48kHz。 収録曲目はこちら⇒。 

Extra Features として、「The Kings Choristers」というBBCの約30分のDocumentaryが収録されている。 

普段の生活や、リハーサルの様子が紹介されている。 何人かのChoristerへの短いInterviewもあって面白い。

 

指揮: Stephen Cleobury

BBC Opus Arte OA 0835 D

 

 

   Carols from Kings / Choir of Kings College Cambridge

2000年のServiceを収録したもの。 合唱団の演奏は大変良い。 映像、音質ともに大変美しい。 

PCMオーディオは24bit/48kHzとなっている。) 安心して見ていられる大変良いDVDだと思う。 

本編の他に、Boris Odeの指揮による1954年のServiceの様子と、 歴代のKings Collegeの指揮者3人

(David Willcocks, Philip Ledger, Stephen Cleobury) が歓談する様子が収められている。

 

指揮: Stephen Cleobury

BBC Opus Arte OA 0822 D

 

 

 クリスマス音楽&音楽活動 / ライプツィヒ、トーマス教会合唱団

 

このDVDはなかなか良い。 画質・音質ともに美しい。 トーマス教会合唱団もいつものように、

良く整った演奏を聴かせてくれる。 曲目は普段からトーマス教会が歌っているものがほとんどだと思う。

Track9:  Maria durch ein Dornwald ging, Track22: Labt alle Gott uns loben

ソロを歌う少年は、見かけは生真面目そうな普通の少年で、淡々と表情ひとつ変えずに

歌うのだけれども、驚くほど透き通った美しい声を出す。 こういうのが見られるのはDVDの良いところか。

第二部には、トーマス教会での普段の練習の風景や、合唱団への入団試験の様子などが収められている。

1995年頃に収録されたもののようだ。 音声はリニアPCM・ステレオ。 字幕は日本語。 価格は¥4,700.

 

指揮: Georg Christoph Biller

パイオニアLDC, PIBC-1091

 

 

  B. Britten,  The Turn of the Screw

イギリスの作家 Henry James の小説 「ねじの回転」 を Benjamin Britten がオペラ化したもの。

Miles少年の役はSamuel Linay (ボーイソプラノ) が務める。 オペラに出てくるだけあって

このボーイソプラノは良く通る声でとっても頑張ってる。 この気味の悪いオペラに相応しい

ちょっと影のある微妙な表情を作るのが面白い。

1990年製のライブ収録。 音質・画質ともに良い。 英語字幕付。

 

Radio Symphony Orchestra Stuttgart (conducted by Steuart Bedford)

Arthaus Musik 100198

 

(注) 少し前から国内版が出ている(2003/11/22)。

(注) このDVDはイギリスのAmazon.co.uk で購入したもの。 映像出力方式がPAL

のため、私のPioneerのDVDプレーヤーでは見ることができませんでした。 ただ、パソコンでは見ることが

できました。 ネットで調べたところ、一部のDVDプレーヤー (Marantz、DENON、Victorの一部機種: 2003年5月現在)

には、 PAL→NTSC変換機能が付いていて、PALのDVDも通常のテレビで見ることができるようです。 

またパソコンでも大抵見ることができるようです。

 

 

 

 Bach,  h-Moll Messe (ミサ曲ロ短調)

 

トーマス教会合唱団によるバッハのミサ曲ロ短調のライブ収録(2000年7月)。

熱気が伝わってくる、力強い良い演奏。 画像は美しい。 音質は、ライブ録音

なら、まあこんなものだろう。 満足のいくレベル。 日本語字幕つき。

Soprano = Ruth Holton,  alto = Matthias Rexroth,  tenor = Christoph Genz, 

bass = Klaus Mertens.

 

指揮 Georg Christoph Biller (トーマス教会カントル)

Gewandhausorchester Leipzig

TDK    

 

 Mozart,  Die Zauberflöte (魔笛)

Drei Knaben役にボーイソプラノが登場することで有名。 このDVDではAurelius Sängerknaben Clawの

Leonhard Wienmann, Kai Podack, Klaus Hanselmann がDrei Knabenとして登場する。 3人ともとても上手に歌う。

全体に画質も良く、 音質も鮮明かつ自然でとても聴きやすい。 是非お勧めしたいDVD。 1992年ライブ収録。

日本語字幕付。

 

指揮: Wolfgang Gönnenwein

Althaus Musik 100 189

 

 

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