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Christmas Carols from Oxford (曲目⇒)/
Choir of Magdalen College, Oxford Recommended
Oxfordのクリスマス曲集。 Lully,
lulla, thou little tiny child (The Coventry Carol) 、What child is this ?,
I sing of
a maiden など、私の好きな曲が沢山入っている。 Remember , O thou man という曲は初めて聴いたけれど、
とても良い。 このCDでのChoir of Magdalen College, Oxfordの合唱は素晴らしい。 非常に純度が高く、
さらさらした柔らかい声である。 隅々まで配慮が行き届いた、非常に丁寧な心のこもった演奏である。
クリスマスの静かなしみじみとした曲を、このような良質の少年合唱団が一心に歌うのを聴く事ができるのは
とても幸せである。 録音は1984年(ADD)、1990年(DDD)、Magdalen CollegeのChapel。
音質は非常に良い。 少年達の声が大変美しく捉えられている。 残響も適度で、音場も自然である。
(確か、銀座山の楽器で購入。 2005/10/31)
指揮
John Harper
Regis,
RRC 1190
Psallite, singt und klingt /
Windsbacher Knabenchor
Recommended
Psallite, singt und klingt Stille nacht, heilige Nacht などクリスマスの曲を集めている (曲目 ⇒)。
演奏はいつも通り大変素晴らしい。 ソプラノは新鮮で華やかで柔らかいし、アルトは強力でとても良い感じ。
細かい動きも、速い部分も非常に丁寧に歌っている。 オルガンとトランペットの伴奏も良い。
CD2枚組みだが、2枚目は語りがメインで、私にはあまり面白くない。 2003年1月の録音で、音質は
とても良い。 鮮明かつ柔らかで、 残響も適度で、録音会場の雰囲気が良く伝わってくる。
Aufnahme und Schnitt : Teije van
Geest.
指揮: Karl-Friedrich Beringer
Rondeau Production, ROP2025/2026
Carols from King’s
/ Choir of King’s College Cambridge (DVD)
Recommended
2000年のServiceを収録したもの。 合唱団の演奏は大変良い。 映像、音質ともに大変美しい。
(PCMオーディオは24bit/48kHzとなっている。) 安心して見ていられる大変良いDVDだと思う。
本編の他に、Boris Odeの指揮による1954年のServiceの様子と、 歴代のKing’s Collegeの指揮者3人
(David Willcocks, Philip Ledger, Stephen
Cleobury) が歓談する様子が収められている。
指揮: Stephen Cleobury
BBC Opus Arte OA 0822 D (DVD)
クリスマス音楽&音楽活動 / ライプツィヒ、トーマス教会合唱団
(DVD)
Recommended
このDVDはなかなか良い。 画質・音質ともに美しい。 トーマス教会合唱団もいつものように、
良く整った演奏を聴かせてくれる。 曲目は普段からトーマス教会が歌っているものがほとんどだと思う。
Track9:
Maria durch ein Dornwald ging, Track22: Labt alle
Gott uns loben
でソロを歌う少年は、見かけは生真面目そうな普通の少年で、淡々と表情ひとつ変えずに
歌うのだけれども、驚くほど透き通った美しい声を出す。 こういうのが見られるのはDVDの良いところか。
第二部には、トーマス教会での普段の練習の風景や、合唱団への入団試験の様子などが収められている。
1995年頃に収録されたもののようだ。 音声はリニアPCM・ステレオ。 字幕は日本語。 価格は¥4,700.
指揮: Georg Christoph Biller
パイオニアLDC, PIBC-1091 (DVD)
The Christmas Album / Vienna Boys’ Choir 曲目⇒
Recommended
アメリカ的なクリスマスのアルバムだと思う。 かなりの部分が英語で歌われている。
伴奏のオーケストラもちょっと洒落ていて楽しげな雰囲気をかもし出している。
Jingle Bell, Jingle Bell Rock, White Christmas など聴きなれた曲が数多く収録されている。
ドイツやイギリスの伝統のある合唱団があまりとりあげない曲が多い。 ウィーン少年合唱団の演奏は極めて
優れているとは言えないが、それなりに良く歌っている。
2003年の録音。 合唱、伴奏ともにとても鮮明に捉えられている。
ただ、合唱やオーケストラが美しく溶け合う、という感じではない。
Balance engineer: Jonathan Allen
指揮:Gerald
Wirth
EMI, 7243 5 57674 2 4 (輸入版。 国内版もある)
O come, O come Emmanuel !
Windsbacher Knabenchor - Highly Recommended ! 曲目⇒
あいかわらず非常に洗練された完璧な演奏。 ゆったりした部分では、とことん綺麗なハーモニーを聴かせ、
動きの速い部分も危なげなく完璧に歌う。 Track2の Maria durch ein Dornwald ging でソロをこの合唱団の少年が
歌っている (Sopran: Maximilian Argmann, Alt: Lorenz Gabriel)。 柔らかく良く通る声で、ちょっと緊張した感じが初々しい。
録音は1998年で、非常に良い。 自然な音場、滑らかな音質。 全体としての完成度が非常に高いCD。
指揮:Karl-Friedrich Beringer
Semper Brass Dresden,
Bayer Records, BR100 300 CD
Nativitas (クリスマスにはア・カペラを 天使たちの聖歌隊2)
New College Choir, Oxford - Highly Recommended ! 曲目⇒
クリスマスのための曲を集めている。 このCDでもNew College Choir の磨き抜かれた合唱を
最高の音質で堪能することができる。 最初の 「I wonder as I wander」 は聴いた瞬間から
心に染み入るよう。 プーランクのクリスマスの4つのモテットから、3曲が収められている。
すべすべ艶々透明の歌声で歌われるプーランクは本当に美しい。 最弱音に至るまで
とても丁寧に歌っている。 思わず息を潜めて聴いてしまう。 1997年の録音で、音質も非常に良い。
指揮: Edward Higginbottom
Erato, WPCS-6014 (国内盤)
Christmas Carols form St John’s
St John’s College Choir, Cambridge - Highly Recommended 曲目⇒
この当時のSt John’sの歌声は本当に美しい。 良く熟成されたすべすべの甘い声を、 息をぴったり合わせて歌う。
歌い方も極めて丁寧。 Silent Nightの一番最後で、 ソプラノ合唱が incarnate God と歌う時の、 「r」 の微かな
優しい巻き舌の音が消え行くのがいとおしくて、 思わず何度も聴いてしまう。
録音も抜群にセンスが良い。 息継ぎの呼吸の音も克明に聴こえて、聴いている方まで、
呼吸を合わせてしまいそうになる。 これほど鮮明な録音でありながら、少しもきつい音質にならない。
音場も2本のスピーカーの間に自然に広がる。 奥行き感もある。 残響も豊か。 少年合唱の録音の
お手本と言って良い。 1986年の録音。 Sound Engineer: Ralph Couzens.
指揮: George Guest
CHANDOS, CHAN 7109 (輸入版)
Christmas Music from Westminster Cathedral
Westminster Cathedral Choir - Recommended 曲目⇒
この合唱団の少年達は良訓練された声で丁寧に歌う。 どちらかというと大人っぽい声。
高音がちょっと固めな響きになることもある。 Track9 “ In the bleak mid-winter” でソロを務める
Aaron Webber は柔らかい良く通る声が印象的。 1990年頃の録音と思われる。 残響が豊かで
音場も自然。 僅かに高音がざらつくような感じもするが、十分良い音質。
Recording engineer: Antony Howell
指揮: James O’Donnell
Hyperion, CDA66668 (輸入版)
Christmas Carols from Wells & Salisbury
Wells & Salisbury Cathedral Choir - Reccommended 曲目⇒
前半のTrack1からTrack11までは Wells Cathedral Choirが歌っている。
録音のせいもあってか、ちょっと元気が無いようにも聴こえる。 音質は標準的。
後半のTrack12からTrack17までを歌う Salisbury Cathedral Choir は、さらさらした柔らかな声。
少人数で丁寧に歌っている。 この後半部分に関して特筆すべきは、その音質の自然さだろう。
バックグラウンドノイズは大きめだけれども、 録音会場の空気感がひしひしと伝わってくる。
少年合唱の声が少しも歪められることなく、 とても美しく捉えられている。
指揮: Anthony Crossland (Wells Cathedral Choir)
Richard Seal (Salisbury Cathedral Choir)
ASV, CD QS 6077 (輸入版)
Carols for Christmas
The Choir of St. John’s College, Cambridge - Recommended 曲目⇒
The Choir of St John’s College, Cambridge & George Guestによる、1970年代の前半頃の録音。
この合唱団&指揮者の1980年代後半の録音では、この上なく甘くて柔らかい歌声を聴くことができるが、
このCDでは少し印象が違って、きっちりとした比較的元気の良い歌い方。 これは録音のせいもあるかもしれない。
このCDで嬉しいのは Suo Gan が収録されていることだろう。 映画「太陽の帝国」で、ボーイソプラノが歌っているのを
聴いて良い曲だなあと思った。 この曲はウェールズの子守唄で、 なんだか懐かしさがこみ
上げてくるような感じがする。 このSuo Gan でソロを歌うのは、Lynton Atkingson,
Simon Keenlyside, Robert Kingの3人で、息をぴったり合わせて丁寧に歌っている。
クリスマスの録音は残響豊かにして、合唱団が少し遠めに聴こえるのが多いが、
この録音はその逆で、残響は抑えて、合唱団をくっきりと鮮明に捉えている。
音質は良い。
指揮: George Guest
BELART, 450 111-2 (輸入版。 Deccaから出ていたものの廉価版らしい。 ずいぶん昔に買ったので
2003年現在入手可能か不明)
Christmas Carols
Hereford Cathedral Choir - Recommended 曲目⇒
この合唱団はあまり聴いたことが無いけれど、なかなか上手い。 ソリストも粒よりで、柔らかく良く通る声で歌う。
Track 8 の 「 Long The Night 」 はウクライナの曲らしく、寂しさがこみ上げてくるような曲。 私はこういう雰囲気が
大好き。 ソロを歌う少年の微かに不安定になる可憐な歌声は、この曲にぴったりあう。 Track 20 の Coventry
Carol はKing Herodによる幼児の虐殺に関しての悲しい曲だけれども、オルガンが効果的に使われていてる。
1997年の録音。 残響が豊かで、自然な音質。
指揮: Roy Massey
Griffin, GCCD4016
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