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Thomas Tallis  (1505-1585)

 

最近までTallisの音楽はあまり注意して聴いていなかった。

ちょっと退屈な曲が多いかなあ、という程度の印象だった。 

先日ネットラジオでTallisのSalvator Mundiを聴いた。 

その透明な張りつめた美しさがとても気に入ってしまった。

手持ちのCDを調べてみたら、結構この曲を収めているCDが多い。 

これからTallisの作品を注意して聴いていこうと思う。

 2003/08/17)

 

 

   TALLIS  CHORAL & ORGAN  WORKS / 曲目⇒

                       Choir of St John’s College, Cambridge

 

私のお気に入りのSalvator Mundi が収録されている。 St John’s の少年達が

透明な厚みのある声で、息をぴったり合わせて歌っている。

大変良く磨き上げられた演奏だと思う。 

1993年の録音で、音質は大変良い。 息継ぎの音まではっきり聴こえ

緊張感がひしひしと伝わってくる。 それでいて、全体の自然さが少しも失われていない。

Sound engineer: Richard Lee.

 

指揮: Christopher Robinson

Chandos,  CHAN 0588 (輸入版)

 

 

      An English Chorister’s Songbook / 曲目⇒

                        Salisbury Cathedral Choir

 

このCDにはTallisの If ye love me とSalvator Mundi が収められている。 

イギリスの合唱団らしい、白っぽい声で歌う。 それは良いのだけど、ちょっと淡々としているかなあ、

と感じる。 1996年3月の録音。 音質は良い。 Recording engineer: Leigh Jemison.

 

指揮: Richard Seal

METRONOME,  MET CD1016 (輸入版)

 

 

   Exultate  Deo  -  Masterpieces of Sacred Polyphony / 曲目⇒

                       The Choir of Westminster Cathedral

 

このCDにはTallis のSalvator Mundi , O nata lux de lumine,  In manus tuas が収められいる。

Westminster のソプラノは、録音のせいもあるかもしれないが、痛いほど輝かしい声で歌う。

Tallisの音楽に自然に反応していて、とても充実した美しい演奏だと思う。

1995年の録音。 残響豊かで、基本的には滑らかな音質。 非常に良い録音と言えると思う。

ただ、僅かに高音がざらつくのが残念。、

Recording Engineers: Antony Howell, Julian Millard.

 

指揮: James O’Donnell

hyperion,  CDA66850  (輸入版)

 

 

     Allegri  Miserere / Winchester Cathedral Choir, etc. 曲目

 

このCDにもTallisのSalvator Mundiが入っている。 歌うのはWinchester Cathedral Choir.

このWinchesterのボーイソプラノはいかにもイギリス、と言う感じの声質だけれども、美しい演奏だと思う。 

録音年代は不明だが、おそらく80年代。 音質は良い。

 

指揮: Martin Neary

ASV,  CD QS 6036 (輸入版。 確か、1000円くらいだったと思う。)

 

 

    The Glorious Renaissance / Wells Cathedral Choir  曲目⇒

 

TallisのIf ye love me,  O nata lux,  Salvator Mundi が収められている。

この合唱団も、ていねいにとても美しく歌っている。

1998年3月の録音。 音質はとても良い。 残響も豊か。

Recording Engineer: Lance Andrews.

 

指揮: Malcolm Archer

griffin,  GCCD4019 (輸入版)

 

 

   English Choral Works 6 / The Choir of New College, Oxford.  曲目⇒

 

このCDにはJohn Taverner(1495-1545)とTallisの作品 (Salvator Mundi含む) が収められている。

このNew Collegeの少年たちは、相変わらず、艶々透明の声を完璧にコントロールしてSalvator Mundi

歌ってくれる。 私はとても嬉しい。 録音年代は不明だが、合唱団の透明な歌声をとても美しく捉えている。

 

指揮: Edward Higginbottom

CDの型番は良くわからない。 Impogram 92016 だと思う。

 

English Choral  Works という10枚組み(Impogram 92011/20) の中の一枚。

このセットはすべてNew College / Higginbottom による演奏。 以前CRDから出ていたものを集めたものだろう。

価格が確か4000円程度とやたらに安い。 見つけたら取りあえず買っとくと良いかもしれない。)

 

   In Excelsis / The Choir of New College, Oxford

 

 このCDにはSalvator Mundiは入ってないけれど、TallisのAudivi vocem de caelo が入っていて、

この曲も、透明な澄み切った美しさがとても印象的。 このCDの詳細はこちら

 

 

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