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  Felix Mendelssohn (1809−1847)

 

Mendelssohnでボーイソプラノと言うと、やはり、Hör mein Bitten (Hear my prayer) だろう。

世界中の少年合唱団がこの曲を録音していて、CDも山ほどあります。

私はこの曲の憧れに満ちた感じを心から愛しています。 

私はどちらかと言うと素朴な演奏が好きです。

 

  Mendelssohn, sacred choral music

                                 / The choir of St John’s College Cambridge. 曲目⇒

 

有名な Hor mein Bittenのソロを歌うQuintin Beerというボーイソプラノが素晴らしい。 輝かしく透明な声。 

技術的にも高水準で、余裕を持って隅々まで配慮して歌っている。 かすかにビブラートをかけるのだけれど、

それがこ憎たらしいくらい上手い。  ちなみに、 このCDではHor mein Bitten の英語版もCDの最後に収録されている。 

ただし、後半のO for the wings of a dove の部分だけ。 これもQuintin Beerが歌っている。  

少年合唱はすべすべに磨き上げられているし、男声合唱はたいへん強力で気持ちよい。

2005年7月8,9,11日、St Johns College Chapel, Cambrige で録音。 音質は大変良い。 残響も綺麗である。 

ソロも非常に生々しく捉えられていて、どきどきしてしまう。 あえて欲を言えば、もう少しまろやかさがあったら、と思う。

Recording Engineer Julian Millard.    

  

指揮 : David Hill

Hyperion, CDA67558 (Amazon.co.uk で購入 2006/June)

 

 

 Sacred Songs / Wiener Sängerknaben  曲目⇒

Hör mein Bitten でソロを歌うのはBenjamin Schmidinger.  このボーイソプラノは比較的低年齢のようだ。

細めの声で、息を切らしながら一生懸命歌う。 その素直で素朴な感じが、とても好感が持てる。 この曲に

ぴったりの歌い方だと思う。 バックのウィーン少年合唱団の、厚みのあるボーイアルトもなかなか良い。

メンデルスゾーンは1992年9月の録音。 音質は格別優れているわけではないが、Philipsらしいまともな音質だと思う。

Recording engineer:  Ko Witteveen,  Erwin de Ceuster.

 

指揮: Peter Marschik

Philips 438 871-2 (輸入版)

 

 

  An English Chorister’s Songbook / Salisbury Cathedral Choir 曲目⇒

イギリスの合唱団らしく、ソロ、合唱ともに白っぽい声で歌う。 Hear My Prayer でソロを

歌うのは Benjamin Dean. 細めの可憐な声だけれど、とてもしっかり歌っている。 

後半の O for the Wings ... での合唱の軽やかな漂うような感じは、この曲の歌詞にぴったりだと思う。

録音はソロ、合唱ともにとても鮮明に捉えられている。 とても良い録音だと思う。

このCDに関しては、こちらもご参照下さい。

 

指揮: Richard Seal

METRONOME,  MET CD1016 (輸入版)

 

 

   Hear my prayer / Choir of St Paul’s Cathedral  曲目⇒

ソプラノソロを歌うのはJeremy Budd. この少年は振幅の大きな、良くのびる声を持っている。

技術的にも高水準で、どちらかと言えば、大人っぽい歌い方をする。  

1990年7月の録音。 残響が非常に豊か。 とても美しい音だと思う。 

Recording Engineer, Anthony Howell.

 

指揮: John Scott

hyperion,  CDA66439 (輸入版)

 

 

 O for the Wings of a Dove / The Choir of Chist Church Cathedral, Oxford.

メンデルスゾーンのHear My Parayer でソロを歌うのはAndrew Olleson. どちらかというと細めの

良く通る声で懸命に歌っている。 素朴な歌い方でとても良いと思う。英語で歌われている。

このCDに関しては、こちらもご参照下さい。

 

指揮: Francis Grier

ASV, QS-6019 (輸入版、 輸入発売元:新世界レコード社。 1000円くらいで売っていた。)

 

 

 Agnus Dei / The Choir of New College, Oxford  曲目⇒

MendelssohnのHear my prayer でソロを歌うのはThomas Herford。 このボーイソプラノはとても

透明で艶やかな声で、非常に上手に歌う。 ただ、やたらにビブラートをかけまくって、

ちょっとこのメンデルスゾーンの曲に適当ではないかな、と感じる。 このThomas Herfordが

CDの最後に収録されているAllegriのMeserereでもソロを歌っていて、そこでの艶っぽいビブラート

は大変効果的。1996年の録音で、音質は極めて良い。 New College Choirの透明な歌声が非常に

美しく捉えられている。 Sound engineer: Richard Lee.

 

指揮: Edward Higginbottom

Erato, 0630-14634-2(輸入版。 国内版もある)

 

 

  Mendelssohn Church Music / St. John’s College Choir, Cambridge  曲目⇒

Hör mein Bitten でソロを歌うのはPeter Morton. イギリスの合唱団だが、ドイツ語で歌っている。

録音のせいもあるかも知れないが、ちょっと元気が無いかなあ、という印象を受ける。

1997年3月、Chapel of St. John’s College での録音。 音質は標準的。 もう少し柔らかく

滑らかな音質であったらなあ、と思う。

 

指揮: Christopher Robinson

Nimbus, NI 5529

 

 

  Mendelssohn / Veni Domine etc. / Dresdner Kreuzchor

この当時のKreuzchorらしい、芯の通ったきりっとした歌声を聴かせてくれる。

非常に均質な整った歌声で、少しも曖昧になることなく、丁寧に歌っている。

やわらかくて豊かなボーイアルトの合唱も大変魅力的。私のお気に入りのCD。 

Hör mein Bittenも収録されているが、珍しくソロは女声である(UTE SELBIG)。

1989年の録音。 Recording engineer は、かのClaus Strüben である。 まったく

隙のない録音で、この合唱団の美しい歌声を余すところなく捉えている。

全体に大変完成度の高いCD。 是非お勧めしたい。

 

指揮: Martin Flämig

Capriccio, 10 367(輸入版)

 

 

  Mendelssohn / Geistliche und Weitliche Chormusik / Regensburg Domspatzen  曲目 ⇒

Regensburg Domspatzen らしい、柔らかくしっとりとした、ちょっぴり悲しみの混じった声で

丁寧に歌っている。 その反面、ウィンズバッハ少年合唱団や、Kreuzchorのようなきりっと引き締まった

感じには若干欠ける。

1994年7月の録音。 音質は抜群に良いというわけではないけど、自然で嫌味のない音だと思う。

Recording supervison: Wilhelm Meister,  Balance engineer: Anton Billmayer.

 

指揮:Georg Ratzinger

Ars Musici,  AM 1117-2

 

 

  Mendelssohn / ELIAS / Windsbacher Knabenchor

いつもの通り、ウィンズバッハ少年合唱団は、良く鍛えられた芯の通った声で歌っている。

新鮮で元気の良い歌声がとても気持ちよい。 ライブであるにもかかわらず、これだけ歌うのは

本当に大したものだと思う。 1995年11月のライブ録音。 合唱、ソロ、オーケストラがバランス良く

鮮明に捉えられている。 ドイツらしい重心の低い重厚な感じの録音。 

 

指揮: Karl-Friedrich Beringer

Bayer Records,  BR 500 005/6 (輸入版)

 

 

  Mendelssohn / Symphony No.2 Lobgesang / Windsbacher Knabenchor

このCDでも新鮮なウィンズバッハ少年合唱団の歌声を聴くことができる。

このCDにはメンデルスゾーンのLobegesangのほかに、メンデルスゾーンのモテット、

ブラームスのAlt-Rhapsody,  Fest und Gedenksprücheが収録されている。 

1997年7月の録音。 音質は良い。合唱もはっきり聴こえてよい。

Producer and digital editor: Wilhelm Meister,  Sound engineer: Wolfgang Götz

 

指揮: Karl-Friedrich Beringer

hänssler CLASSIC,  98.134 (輸入版)

 

 

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